俺は小6から中3まで児童心理治療施設という問題児の入る施設に入っていた。
施設にいた時は夏休みが暇すぎて苦痛だった。
夏休みの施設は学校の授業がなく、外出できるのが職員との公園か図書館への外出が週1回と月1回の買い物、あと、他に外出できるのは通院、散髪ぐらいだったからである。
なお、俺のいた施設では施設の子が大人の付き添いなしで施設の外に出るのは高校生などが通学で施設の外に出る時以外は禁止されていた。
夏休みは昼寝、読書、空想遊びなどをして過ごしていた
夏休みは昼寝をしたり、漫画を読んだりして過ごしていた。仲の良い男子とカードゲームで遊ぶこともあった。オリジナルのゲーム(ポケモン、遊戯王など)を妄想したり、ノートに遊戯王の創作カードを描(か)いたりもしていた。教科書や辞書の内容をノートに写すこともあった。自分の部屋でよく読書や空想遊びをしていた。
読書の時は本は時刻表や教科書をよく読んでいた(小6の時は施設に置かれていた漫画もよく読んでいた)。
空想遊びは空想上の国をノートに書いて、都道府県や市町村、鉄道路線やバス路線などを書いたり、地理上のデータ(人口、地価、産業のデータ、税収、平均寿命など)や社会保障制度や法律などを書いたりしたりしていた。
空想遊びだが、他の子からは勉強しているように見られていたらしい。
なお、地名・駅名は全部実在のものを使っていた。
夏休みは普通の小学生なら自由に外出したり、旅行やレジャーを楽しんでいるものだが、自分はまともに外に出れなくて不満があった。
それに、変な子達と四六時中ずっと施設にいたことでストレスが溜まっていた。
余暇を楽しむための夏休みであるにも関わらず、暇すぎてつまらなかった。
施設内学級に通っていた小6の時の夏休みの宿題について
施設内学級に通っていた小6の時の夏休みの宿題は問題集、絵日記、一行日記、工作の4種類だった。
問題集は国語と算数の計2冊だった。地域の学校と同じものだった。分量はどちらも20ページほど(両面印刷)だった。
絵日記は2枚か3枚だった。2枚の時と3枚の時があった。2枚の時が多かった。各日記とも小6は160~200字ほどを書くことになっていた。
一行日記は夏休みの各日の天気、そして、夏休みの各日にあったこと一行をそれぞれ書くことになっていた。
工作の宿題は何らかの作品(何でもよい)を完成させることになっていた。なお、完成させる作品は職員(男子は男子棟勤務の職員、女子は女子棟勤務の職員)と相談して決めてもよかった。
俺は問題集の宿題と工作の宿題は夏休み4日目には終わっていた。絵日記の宿題と一行日記の宿題は夏休み最終日に終わっていた。工作の宿題は1.5リットルのペットボトルにカッターナイフで500円玉大サイズの穴を開(あ)けて貯金箱を作って終わりにした。
施設内学級に通っていた中学生の時の夏休みの宿題について
施設内学級に通っていた中学生の時の夏休みの宿題は問題集のみだった。
問題集は国語と数学の計2冊だった。分量は国語と数学のどちらも20ページほど(両面印刷)だった。国語の問題集は夏休み前最後の国語の授業の日に教師が生徒に渡し、数学の問題集は夏休み前最後の数学の授業の日に教師が生徒に渡していた。
俺は中学生の時は夏休みの宿題は夏休み3日目には終わっていた。