人は誰かを敵視している。
そして、本当の敵は自分自身が作り出している。
人は自分を傷つけてくるような人物、考え方の合わない人物、雰囲気が合わない人物、嫌いな人物、邪魔な人物、対立している人物、対戦相手などを敵視している。
だが、自分をしつこく傷つけてくるような人物は敵視されても仕方ないが、そういう人物は少ない。
多くの敵は自分自身が安易に作り出したものである。
敵にした人物は敵にして良かったのだろうか。果たして、敵視するほどの存在だったのだろうか。
人を敵視しているのは自分の考え方や意見や気持ちが正しいと思いたいから敵視しているだけなのではないか。
自分の考え方や意見や気持ちが正しいと思いたいのなら、人を敵視せずに自分の考え方や意見や気持ちを好きになりたい。
なお、もし、自分が敵視してる人物が敵視されてることに気づいたら、きっとネガティブな気分になるだろう。
人を敵視することで敵視した相手からも敵視されることもあるだろう。
人には好き嫌いがあるけれど、人を敵視する時は果たしてその人を敵視することが自分の利益や自分の幸福につながるだろうかを考えておく必要があるだろう。
安易に人を敵視して敵を増やしていき、敵の多い世の中を嘆き怖れるよりも、安易に人を敵視せずに敵を増やすのを控え、敵の少ない世の中を幸せに思いたい。