人は自分にとって都合の良いように現実を解釈している。
人はみんな自分が一番正しいと思って生きている。そして、自分にとって正しいことをするのが自分の利益や自分の幸福につながると思って生きている。自分の考え方や行動が一番正しいと思いながら、現実を自分に都合の良いように解釈して生きている。
人は失敗しても、悪いことをしても、自分に都合の良いように現実を解釈して、自分は悪くないと思ったり、他人や社会や環境のせいにする時がある。失敗しても自分は失敗するような人間でないから運のせいだとか、痴漢してもムラムラさせるような服装の女が悪いとか、自分が健常者ニートで同居の家族に迷惑をかけるのは健常者ニートの自分に生活保護を認めない社会が悪いとか、自分が犯罪をするのは育った家庭環境が悪いとか、自分に都合の良いように現実を解釈して、自分は悪くないと思ったり、他人や社会や環境のせいにする時がある。
人は自分は正しいと思いたいからや良い気分になるため、悪い気分にならないため、自分を保つため、満足するため、楽しくなるため、幸せを味わうためなどのため、自分にとって都合の良いように現実を解釈している。
ただし、不満や不安の原因になるのに、なぜかネガティブに現実を解釈する時もある。
普段失敗しないようなことに失敗しただけなのに、また失敗すると思って不安になったりする。
海で人がサメに襲われる事故があったら、サメが人を襲う確率なんてほとんどないのに、サメを怖れて海で泳ぐのを避ける人もいる。
そういう人はサメが怖いから海を避けて自分を保とうとしてるのだろうが、哀れである。
ネガティブに現実を解釈してもポジティブに現実を解釈しても結局のところ、自分にとって都合の良いように現実を解釈してることは変わらない。
ネガティブに現実を解釈するのはやめたい。
ネガティブに現実を解釈していくより、ポジティブに現実を解釈していきたい。
ポジティブに現実を解釈できなくても、自分をネガティブな気分にしないように現実を解釈していきたい。
そして、世界をポジティブなものと見て面白く期待できるものと思って、世界をポジティブなものにしたい。
そして、ポジティブな気分で生きていきたい。
もし、失敗したら、未来の失敗確率が下がったと思い、成功した時の喜びも大きくなると思いたい。
未来に期待もしたい。
未来に期待すれば、ネガティブな気分にならずに生き続けられる。
未来にはきっとポジティブな出来事が待っている。
たとえ悪いことや嫌なことがあっても、未来にはきっと良いことがあると思い込むのが大事である。