長生きはしたくない。
認知症になりたくないから、長生きしたくない。
認知症になると、昔は自分でできたことができなくなったことに屈辱と悲しみを感じながら、何もかもどんどん忘れていく。
それに、認知症になると、他人から馬鹿にされ、他人から哀れみの目で見られる。
認知症になって、昔は自分でできたことがどんどんできなくなることや何もかもどんどん忘れていくのは苦痛であり、地獄である。
重度の認知症になると、トイレすら一人でできなくなる。
トイレを自分でできないとかなりの屈辱を感じる。
末期の認知症になると、歩けなくなり、寝たきりになる。
二度と歩けないようになって、寝たきりで生かされるのは苦痛である。
それに、認知症になると、思い出をどんどん忘れていく。友人との楽しかった思い出や家族との楽しかった思い出や学校行事の思い出をどんどん忘れていくのは悲しいことである。
それに、認知症患者はどんなに苦痛を感じても自殺はできない。死ぬ準備をしている段階で、死のうとしたことを忘れてしまうだろう。自殺を実行に移す前に、自殺しようとしたことを忘れてしまうだろう。
個人的には健康で元気に暮らしていたら急にポックリ逝くのが理想だが、ポックリ逝くのは難しい。